トップ > 米の作り方-④水 > 7水のかけひき

7水のかけひき

もともと稲は亜熱帯原産の水生植物である

育てるには高温と大量の水を必要とする

原種の野生稲は数千年の歴史のなかで現在の栽培稲へと品種改良され、気温が低くても栽培できるようになった

しかし亜熱帯植物の性質は今も日本栽培種に受け継がれていることも事実である

例えば種籾は水につけておくと水温+日数が100℃を超えたとき発芽可能な状態になる

そこで32℃前後の水につけると、いっせいに発芽する

この32℃というのは苗の分つけのときも同じでもっとも活発になる

逆に29℃を割ると抑えることが出来る

このことからも分かるように

東南アジアであれば種籾をばらまくだけで稲は自然に生長してしまうが日本では工夫が必要になる

水温の維持これは日本独自の米作りの技術だといっても過言ではない

(冷え込みそうなときは朝、水をたしておく。そうすると昼に水があたたまる。これを深く張っておくと夜になって気温が下がっても水が稲を守ってくれる)


●田んぼの水はためておくだけではダメな理由
・蒸発する
・稲が水を吸う
・地下に浸透していく

●具体的な対策
・気温や稲の成長に応じて、水の量を調整する
・成長期は分つけを刺激してやるため、水を深くしたり、浅くしたりを繰り返す
・茎が増えすぎたり、背丈が伸びすぎるのをおさえるため水を切ってしまう(中干し)
・田んぼに水を引くのは気温と水温の差が少ない早朝の仕事

この記事のカテゴリーは「米の作り方-④水」です。
関連記事

7水のかけひき

もともと稲は亜熱帯原産の水生植物である 育てるには高温と大量の水を必要とする 原...